教育環境観測所

3・11以後、生き方を見直しました。自然災害と放射線の低線量被爆にさらされた地域に根差した生活をやっていきます。教育と環境の視点で試行錯誤しながら。

米の放射線量の測定(2012年11月)

米の放射線濃度 K市の食品持込み測定による参考値)Bq/㎏

ぬかで測定すると、K市の測定でも下限値10Bq/kgの数値で測ることができ、

係数換算で玄米や白米での数値を推測することができます。

昨年(2011年)の米のデータ (非除染田 ※カリウム散布だけの通常栽培)

測定年月日         Cs(セシウム)合計  Cs137   Cs134    K-40

2011128 玄米(KI地区)    6.06<4.75     4.75   6.06   64.1

         ※ みんなの測定室てとてとによる実測値

 

2012・4・19 ぬか(k市I地区)    69.12

                          ↓(÷8)玄米への係数

            玄米の推測値     8.64

 

◆関連データ

20127・6 震災前2010年のぬか  不検出(下限値≒10Bq

          k市I地区)

2012613 ぬか(秋田県Y市)     10.65

201283  ぬか(秋田県O村) 不検出(下限値≒10Bq

2012823 ぬか(秋田県0村) 検出限界値以下  <8.96 <8.49 6.58<10.7

        ※てとてと実測値

 

◆今年(2012年)の米のデータ(除染田※カリウム散布+表土・濁水除去

                   Cs(セシウム)合計  Cs137   Cs134    K-40

20121012 ぬかA(精白米) 34.36   21.69  12.67  706.76

                             <4.37   <5.07     <93.60

                         ぬ か

                       ↓(÷8)玄米への係数                                        玄 米

          ぬかAの玄米 = 4.28

                       ↓(×0.70.5)白米への係数

                          白 米 

 ぬかAの白米 = 3.00 ~ 2.14

 

◆まとめ:  カリウム散布+表土・濁水除去の除染田の玄米は、

       Cs放射線量が・・・

       昨年の非除染米に比べて 53%に 減少し、

       今年の非除染米に比べて 70%に 減少しました。

  あくまでも 参考値ですが、予想通りでした。

 3bq/kgの白米を毎日食べるとなると、やはり個別に応じた検討と判断を

 必要とします。

  食品ひばく防護策は今後一段と重要となります。観測と実践を続けます。

 

 ※ 天日干しはおいしいお米になるんです。でも、それだけにセシウム

  移行も促すんだそうです。刈り取り後すぐに籾にして乾燥すれば、もっと

  数値が下がったかもしれません。

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◆ 「放射能から子どもを守るK市民ネットワーク」での学習会では、

 課題であった子育て最中の若い世代の参加が少しずつ広がってきました。

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