教育環境観測所

3・11以後、生き方を見直しました。自然災害と放射線の低線量被爆にさらされた地域に根差した生活をやっていきます。教育と環境の視点で試行錯誤しながら。

「ていねい」な 強 行!

  環境省の「ていねいに説明する」は、無能な行政機関が冷淡に業務を遂行すること。

 

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 たとえ話「測量業者をしたがえた開発業者が立ち退きの現地に直接乗り込むの巻」

「話し合いに応じないから、強行せざるを得ないだよね だんなさん」

と「ていねい」に冷たい口調で住人に詰め寄る。話し合いとは、業者の身内で構成され、その道の猛者のばかりの合議事実のでっち上げのことである。公平で民主的な話し合いの環境を求めていた、ある一軒の家の主が家族を背に敢然と立ち向かう

「そもそも再開発の必要性に異議があり、計画もずさんである。地域の憩いの場所としても貴重な家だからお断りする。」

 住人の中には、開発業者を招き入れて「俺のところは用地にかからないらしいから測量だけ早くやってくれ・・・」とか「○○までには早く測量しろよ しないと御破算だぞ・・・」や、「補償金はしっかりもらわないと・・・」という近所の主もいる。

混乱する現場を横目に、その地域の顔役は、「開発業者さんには協力しますよ。住人の中に少しでも道交法に触れるようなことがあったら、おまわりさんに通報してやりますから。不満があるなら裁判でもやってみればいいんじゃないの。」と素知らぬ顔。

 この開発業者、同じ建築物なのに、他県では、一カ所でなく複数作る計画にしたり、国有地でなく民有地だったり、最終が長期に、廃棄が再利用にと目まぐるしく基本線がぶれている。これまで扱わさせられることのなかった原子力の後始末を急に任されるようになってしまい、能力上の限界に追い込まれているようである。今のところ見せる「ていねい」の仮面は いつかは豹変する。それは時間の問題だろう。